めまいやメニエール症状でお悩みの方は以外と多く、欧米でも近年増加傾向にあります。
ハリナビスでは、顎関節の視点からメニエール症状や、めまいに対する施術を行っています。
顎関節は、下顎と頬骨、頭の横の骨の3つの骨から構成されています。またここは、強靭な靭帯でくっついていています。
下顎の骨は、頭を支えている骨です。顎にある下の歯と上の歯は、一つの関節です。例えば歯に痛みがあると、噛み合わせが悪くなってしまい、歯と歯の関節がずれてしまいます。結果、頭自体がずれてしまって重力が正しくかからず、メニエール症状や、めまいが起きやすい環境になってしまいます。
こう言う原因の場合は、歯の治療と合わせて、下顎のバランスを取るように鍼をしたりほぐしたりする事が大切です。
顎関節を少し下から見ると、耳の骨と繋がっている事がわかります。耳の中は複雑な骨の構造になっていて、実は下顎からの骨伝導によって音をキャッチする事もできます。爬虫類などの地面を這って移動する生物は下顎が発達していて、地面の音をキャッチして、危険を回避やすい構造になっています。歌手で顎関節症と難聴がある方がいらっしゃいますが、下顎のバランスが耳に影響を与えている可能性がかなり高いです。
下顎が頭全体を支えていて、重力もかかっています。人間の頭は5〜6キロですので、かなりの圧がかかっています。噛む時に大きく使っているのが、頭の横にある筋肉と、①の筋肉です。ここが凝ってくると噛み合わせが悪くなりますし、首のコリや頭痛にも関係しています。②は一番重力を感じている所で、噛み合わせに大事な筋肉骨に引っ付いている部位です。この顎まわりをほぐし、柔らかくする事で、噛み合わせの改善とともに、メニエール症状も楽になり、コントロールしやすくなります。
この症状は、根気よく定期的に通っていただく必要があります。1つ良くなってもまた別の原因が現れ、そのまた別が現れてと、原因を丁寧に取り除く必要があります。あちこち行ったけれど改善されない方は、一度ご相談ください。